素晴らしい父親の存在

人には、
必ず両親がいる。

僕は人だ。

だから、僕には両親がいる。

しかし、僕は母親の顔を見た事がない。

母親が産んでくれたのは解り切っているが、
その母親がどこにいるのかは全く知らない。

僕は、母親を探そうと思った事は一度もない。

だから、未だに自分の母親がどこにいるのか、
どのような顔をしているのかも解らない。

まだ母親が生きているのか否かも
解らない。

両親のうち、僕が顔を知っているのは、
父親だけ。

しかし、悲しいことに、
僕の父親はおよそ3年半前に
不慮の事故により他界した。

父親のことは、解っているつもりだった。

他界するまでは・・・

 

実の父親を失って初めて解った事がある。

それは、「もっと喋っておけば良かった」
という僕の父親に対する要求だ。

亡くなった人と話をすることはできない。

だから僕は今、父親と喋ることはできない。

人間の実体とは何だろうか。

僕は、人間の実体とは、
「喋る事そのもの」だと思う。

喋る内容というよりも、
「喋っているその声」が、その人なのだ。

僕は、父親の声を、もう聴くことはできない。

しかし、僕にも息子がいるのだから、
僕だって父親なのだ。

息子との対話が最も価値があると感じている
のなら、もっと正直に生きるべきだ。

まだ子供が未就学児童ならもちろんのこと、
高校生の頃までは父親は息子としっかり
対話しなければならない。

ここで、ある条件というものがある事を
あなたに教えたい。

ある条件とは、息子があなたを父親として
尊敬するための条件のことだ。

あなたが父親なら、息子からどのように
尊敬されたいのか。

この問いに関して正直に答えたら、
あなたの生き方が改善されるかもしれない。

勘違いしないでもらいたいが、
実際に尊敬されているか否かよりも
どのように尊敬されたいのかを考えること、
喋る事が大事なのだ。

配偶者と、そんな話ができているのなら、
きっと子育ては上手くいくだろう。

家庭はリーダーシップの実験室だ
と主張するビジネスマンがいたが、
決して息子を実験台にしてはいけない。

人間を実験台にするのではない、
リーダーシップに関する実験をするのだ。

最も試されているのは、
子供ではなく親。

あなたの声には、リーダーシップがある?

僕も、自分の声をもっと磨きたいし、
リーダーシップを発揮したい。